駆動系のお話



以前、リアのスプロケを39丁から38丁に一つ落としました。
これで変速比が3.0から2.923に落ちることで、現在最高速が125km/hだったのが134km/hまで上がります。

と・こ・ろ・が

最高速は122km/hに低下してしまいました。
理論上はギア比が下がればそれだけ多くタイヤ回転するため、速度は上がります。
でも現実には最高速が下がってしまっているのです。
計算間違いではありません。100km/h時のエンジン回転数は、ちゃんと500rpmほど低い値を示しています。

なぜ、最高速が下がったのか。

下図のようなグラフをみたことがありませんか?整備マニュアル等に乗っていると思います。

昔は、カタログにちゃんとこのグラフがありましたが、最近は、エンジン特性図ぐらいしか乗っていません。
読める人が少なくなったからでしょうか?

この図で何がわかるのか?
ここに最高速が下がった原因が乗っているのです。
まず、赤紫色をした直線上のものが、ギア比のグラフです。
青い山型をしたのが、駆動力のグラフ
赤い、弓形をしたのが、駆動抵抗のグラフです。

ちなみに、この特性図はXRのものではありません。適当な特性図が見つからなかったので、自動車用のを元に数値を変えて表示しています。

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