点火コイル
点火コイルの中身はどうなってる?
開磁型点火コイルの構造です。
現在では、あまり使用されていない開磁型コイルです。
開磁型コイルは発生した磁力が空中に逃げることで、効率が悪く使用されません。
しかし、構造が簡単で作りやすい為、昔はこの方式が主流でした。
点火コイルは一種のトランスです。
コイルの中には鉄心があり、この鉄心に1次捲線が巻かれ、その上から、2次捲線が巻かれています。
そして冷却用&絶縁用のオイルを封入して、ケースに入っています。
1次捲線は太い線を数百回程度巻き付けていますが、2次捲線は髪の毛より細い線を数万回巻き付けています。
その捲線比により、1次側より高い電圧を発生させることができます。
コイルでは逆起電力が発生するため、プラグの中心電極には(-)の電気が供給されます。
これはプラグの蔓の磨耗を防ぐためです。一部、同時点火システムを採用したモノ以外はどのエンジンも中心電極が(-)になっています。
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なぜ、マイナスの方が磨耗しないかは、他のHPで調べてみてください。
現在では、閉磁コイル型が主流です。
鉄心を使用せず、フェライトと呼ばれる磁性体を使用することで、無駄なノイズを押さえる構造にもなっています。
また、コイルの絶縁には樹脂モールド(樹脂を流し込んで固める方法)されているため、耐久性も高くなっています。
小型のエンジンでは、発電コイルと点火コイルを兼用する事で、ダウンサイジングを実現しているものもあります。
ただし、点火時期が自由に出来ないので定速で運転するエンジンにのみ使用されるのが現状です。