トルクのお話



このようなグラフをごらんになったことがありますか?

左側が緑色のグラフの数値で、馬力表示。
右側上が青色のグラフでトルク曲線。
下が燃料消費量です。

最近ではスポーツモデルのカタログぐらいにしか表示されなくなってしまいました。
エンジンの特性と言われていますが、要するにみたいなものです。
このグラフは、スロットル全開時のグラフですので、通常スロットルを全開にするような事は、全体の走行の内、ほんの数%程度です。
ただ、エンジン自体の癖が見えますので、低速トルクの強いエンジンだとか、高域では良く回るエンジンだとかのウンチクをたれる事ができます。

必要なのはトルクだけ

正直言っちゃえばそういうことです。
燃料消費量ってのも燃費が良くなる領域が解るだけで、実際の燃料消費量は、

燃料消費量(時間あたりL)=機関定格出力(PS)×燃料消費率(g/PSh)×燃料比重÷1,000

なんて計算をしなくちゃいけません。要は効率のよい領域はあるけれど、馬力を出せば(アクセルを踏めば)それだけ燃料を消費するという意味で十分です。
本来の目的は、「CO2排出量を特定する」為のグラフなのですから。
良く聞く、10・15モートの燃費も、本来はCO2排出量の測定用のデーターを流用したものです。だから実情にあっていなくても良いのです。
 馬力にしてもそう。馬力というのは、トルクカーブに回転数を加味しているので、表示している事は一緒です。
よく最高速を出すには馬力が効く!。といいますが、馬力が高いということは、高回転でトルクも高いと同じ意味です。
つまり、高回転で、トルクの落ち込みが少ないエンジンは最高速が出しやすいとも言えます。

例えば、スロットルと出力の関係も含めたこんなグラフなら解りやすいと思いませんか?
tolq1.gif(6678 byte)
フリーハンドで適当に書いたグラフです。こんなもんだという程度に見てください。
縦軸が出力、横軸が回転数、奥行きがスロットル開度です。
赤色で表示されているところか、マイナストルク(エンジンブレーキがかかる領域)です。

このグラフはアクセルを一定にし、回転数が落ち着いたときの出力グラフをフリーハンドで書きました。

所が減速している途中のクラフや、加速途中のグラフではまた違った形に変化します。
そのため、このようなグラフを作画しても実情に合わないのが現状だったりします。

全開加速のデーターならばシャシダイで測定するのが一番簡単です。
しかし、フィーリングや乗り味といった部分では、どうしても人間がメインになります。
それになあったグラフとはいうのはなかなか作れないものです。
そういった意味で緒言表からグラフが消えていったのでしょうね。

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