なぜ、最高速が下がったのか?
長々と引っ張りましたが、結論です。
登り傾斜25%の急坂を登っている状態です。
赤い線が走行抵抗、青い線が駆動力です。
いま、50km/hで走行している時、走行抵抗と駆動力には60kgの差があります。
この差が車を前に押し出すための力です。
つまり余剰なトルクが車を常時60kgの力で押し続けることができるので、車は素早く加速することができます。
所が、速度が上がり、80km/hになると走行抵抗と駆動力が交差したポイントに差しかかります。
ここは、エンジンの出せる力を全て駆動する力に費やし、もう前に進めない状態の事です。
ですからいくら頑張っても100km/hの線までは加速できないのです。
実際には、80km/h近くになると加速に回せるトルクが無くなるため、加速も鈍くなり最終的には1km/hづづのゆっくりした加速を経て、最高速度の80km/hに到達します。