油圧計
油圧計とは、

オイル経路としては、おおまかにはこのようになっていると思います。
オイルパンにたまったオイルをオイルポンプが汲み上げ、それをフィルターで濾過して各所に配っています。
純正の油圧センサー(ただの油圧スイッチで0.3kを下回ると電流が流れる仕組みです)は、ポンプとフィルターの間についています。
ターボ等の油温が高くなるエンジンでは、ラジエターの冷却水の一部を通し、オイルを冷やす水冷オイルクーラーが取り付けられています。

大抵の人は、ザブトン(サンドイッチプレート)を介して、オイルエレメントに取り付けています。
間に挟むことで、油圧・油温のセンサー取り付け可能なスペースを確保しています。
欠点としては、オイル漏れを起こしやすい(特に水冷式のクーラーがついている場合)のと、オイルフィルターが挟んだ分突き出してしまう事。
場合によっては車の下部に突き出すものや、エンジン内で作業スペースが少なくなってしまいます。
こういった場合、フィルターを背の低い小さなものに交換するか、別の場所にフィルターを移さないといけません。
オイルエレメントは外側から内側に越しとるため、フィルターが詰まってくると油圧が上がる・・・・わけありません。
フィルターというのは、オイルを漉すというより、その繊維にゴミを引っかけているようなものです。
ですから、目詰まりするほどもスラッジ等は発生しませんし、目詰まりする前にリリーフバルブが開いてしまい、フィルターの役目を果たさなくなります。
フィルターは長時間使っていると、引っかけているゴミが油に流されて裏側に突き抜けてきます。そのためそ、詰まってなくても定期的に交換する必要があるのです。
表示圧について
これも、何MPaかかってるから大丈夫というのはありません。
使用するオイルの粘度指数によって、表示する値が変化します。主に、オイルの劣化具合や、使用する粘度指数の参考にするのが良いでしょう。
例えば、ある圧力を指しているとき、一番エンジンが軽く回るとした場合、普通の使用時にその圧力になるようなオイルを探して来るのか良いでしょう。
オイルが劣化すると、圧力計がプルプルと震えるようになりますが、
これも車種によってかわるようです。オイルポンプの歯数が少ないエンジンの場合、どうしてもオイルの脈動が大きくなり、アイドリング時等には数値が震えます。
また、油圧計の反応速度が速い場合も、このわずかな圧力変化を表示してしまい、これも指針が震えます。
こういった症状がでる場合、圧力センサーの取り出し位置の穴径を小さくしてしまう方法と、離れた場所に取り付けて、その間をパイプで繋ぐなどのの方法で回避できます。