固定
大抵は、ATののシフトレバーの右側、または、手前側についています。
O/Dと一緒につくことはなく、O/DかHOLDどちらか一方だけとなります。
押し込むとONになり、メーターパネル内にHOLDのランプが点灯します。
どういう作用があるの?
マツダ車では、現在の使用しているギアポジョンより1速落とした位置に切り換えるスイッチです。
D(ドライブ)で走行中ならば1-3の間で変速していることになります。
ここで「hold」スイッチをいれると、1-2間で変速することになります。
O/Dとあまり大差ありませんが、違いは他のポジションでも1速落ちるという作用があります。
ホンダのNSXでは、エンジンがオーバーレブ(過回転)やドロップ(回転数が落ちすぎる)しない限り、現在ATが選択しているギアで固定し、自動変速を行わないようにします。
どういう時に使うといいの?
スポーツ走行などで、変速しては困るときに使用します。
例えば、カーブに進入するとき、アクセルを放すとATは自動的に一番高いギアを選択してしまいます。
しかし、HOLDスイッチを押すと、アクセルを放しても現在のギアに固定しているので、アルセルを離してエンジンブレーキを使用できます。
マツダの方式でもは、ホールドを押すことで、1速い下がるので同じようにエンジンブレーキが使用できます。
HOLDを使用しているメーカーが少なく、またマツダの方式では、ポジションを2にすることで、同じような状態になるので採用しているメーカーは少ないようです。
スバル車では7ポジションとして、holdではなくATのシフトレバーをD→3に変速することで、1-3の間で変速し、マツダのholdと同じ作用をします。