4ストバイクでも、ピストンスライドバルブ式

排気量が少ないバイクに使用されています。

ホンダのCBX125というバイクてす。同形のエンジンを乗せているタイプはこの形ではないでしょうか?

DOHC単気筒125ccに関わらず、ツインキャブを装着しています。
つまり、バルブ1つにピストンバルブ式のキャブレターが一つついているのです。
詳しいスペック等はこちらにあります。(直リン!)


ツインキャブでも、単気筒の為、片方、セカンダリ側はピストンバルブとフロート室のみ。
もう片方は、チョーク機構などが装着されています。
メイン側のキャブレターがある程度開いたあとに、セカンダリー側のギャブレターが働く動作と思われます。

想像するに、元々高回転型のエンジンの為に、ボアが大きく作られています。
レブリミットは1万1千回転!。
それでいて単気筒
そのため、吸入した空気が低速時には上手く動かないため、圧縮時時には燃料が不安定になります。
そこて、キャブレターを二つ装着することで、低速時には片方のバルブからのみ吸入することで内部に渦(スワール)を発生させ燃焼を安定化させるために装着したのではないかと思います。
そうした場合、製造価格が安いピストンバルブ式を採用し、多少のもたつきはセッティングでカバーしていたのかもしれません。
同じように、自動車でも低速時には片方のバルブリフト量を減らして、渦(スワール)を発生させたり、吸気バルブの手前に、簡単なスロットルバルフを取り付けて、回転数に応じて開閉するシステムもありました。

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