続・コンビネーションレンチ



固く締まったネジを緩めてみました。


素手ではこうもなりません。
元々、全長が短いコンビネーションレンチなので、ここまで曲がるほどもトルクはかけれません。
まぁ、ハンマーによる衝撃を加えた結果です。
メッキの剥離がなかったのが意外です。


まぁ、M12のネジを10mmのスパナで緩めようと言うこと自体が無謀なんですが、普通のスパナではこうなる前に、もっと別の壊れ方をします。
ネジを掴む六角穴が舐めてしまったり、穴の一部が割れたり、曲がっている部分が折れたりとか。
硬度が高い工具はそうなります。
すると一気に力が抜けるため、延長していた場合などはパイプなどがすっぽ抜けます。
また、体重をかけて回そうとした場合、身体がつんのめり怪我をしてしまうこともあります。
そうなる前に、ここで曲がる方が、手にはぐゅりという嫌な感触が伝わるだけで、怪我をせずに済みます。
そういった意味では「良い」工具なのかもしれません。

ただし、六角部の中は平行ではなく、場所によっては最大で内径が1.5mmの誤差があります。
また、入り口とで口では0.8mmの傾斜がついている面もあります。

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