ダイレクトイグニッション



各気筒毎に、点火コイルを設ける方式です。

シリンダーの上に乗っかることで、プラグコードを排してロスの少なく、高信頼性を得ています。
またエンジン内にノイズ源を封入できるため、ノイズ対策にも有利です。

角気筒毎にコイルがあるため、十分な電流を供給する事が可能で、安定した点火エネルギーを与えることができます。
 単気筒エンジンでは点火コイルとプラグが離れているだけで、基本的にはダイレクトイグニッションと一緒です。

しかし、シリンダー上部にコイルが乗るため、初期のものは振動や熱で劣化し、よくリークを起こすトラブルがでたと聞きます。
また、プラグとコイルの距離が短いため、抵抗体をいれています。

現状では、この方式が主流になりつつあります。
また、コイル上にパワートランジスタを搭載したり、プロセッサーを搭載して、プラグの極間電圧を測定し、燃焼状態をセンシングするシステムを搭載したものもあります。
試作品ですが、プラグ一体型のコイルも出来ていました。
プラグ自体が長寿命化して、10万キロ無交換で走れるような世の中かです、この先プラグ一体型のコイルがでてきても不思議ではないでしょう。

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