車内のイルミネーションが消えた
- 運転していて、ふとハザートを出そうとしたら、場所がわからない。
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みれば単なる電気切れ。
このスイッチ。マークの部分が光る筈なのだが光らない。
分解してみると、電球が切れている。

この電球、ゴム製のソケットに装着されて、交換可能な形になっていますが、自動車量販店にもないし、
ディーラーではこのスイッチ毎交換となるそうだ。
それも結構なお値段で・・・。
ついでだし、LEDと交換して、メンテナンスフリーとしてしまおう。
- 下準備
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用意したのは高輝度LED。
もともと電球用がはいっており、電球色がでないように、補色である緑色のカバーがついています。
そのためLEDをいれるとかなり光が弱くなるので、高輝度LEDにしました。
電流制限用抵抗は、計算値では600Ω。
でも実際にはびったりとおなじ抵抗値がないので、640Ωのものを使用します。
LED自体、20mA程度の消費電力なので、0.2wもあれば十分。スペースも少ないので1/4wの抵抗を使用します。

まず、邪魔な足を切断します。このとき、A、Kどちらでも結構です。
短くした方の足に、抵抗を巻き付けてハンダ付けします。

圧着の方がいいんですが、こんな小さなスリーブがないので。

少し、多めにハンダが乗っています。
ほんとうは、巻いた線が見えるぐらい少ない量の方が良いです。
元々狭いスペースにとりつけられていたので、LEDの足のピッチの方が広いため、抵抗は内側になるようにとりつけます。
線同士が接触しないように、絶縁を施します。
使用しているのは収縮チューブです。
面倒なので、収縮させていません。

もともと、電球用についていたゴム製のソケットです。
電球は指向性がないので、横方向に光がもれないように、すっぽりとかぶった形になっています。
LEDは指向性が高いので、横方向には光はほとんど漏れません。

LEDが装着できるよう、少し短く切り詰めて、ソケットとしてそのまま流用します。
- テスト
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極性があっているかは、コイン型リチウム電池を使用します。
LEDの特性上、12v用に制限抵抗をつけていても、3vのリチウム電池でそのまま点灯します。
実際に、電気を流してみて、ちゃんと点灯するかテストしておきます。
これをしないと、組み込んでから光らないと再び分解しないといけないので。
できれば、取り外すときにテスター等でどちらに(+)の電気がきているかメモしておくと良いでしょう。
点灯テストが終われば、ケースに納まるかのテストです。

その他、光がちゃんと表面のアイコンにあたっているかや、スイッチ操作に干渉などしないかもチェックしておきます。
位置関係もうまくあっており、このまま組めばそのまま使えるようです。
- あれ?
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テストしているとトラブル発生。
なんか黄緑色のLEDを買ったはずなのに、オレンジに発光。
しかもうっすら煙まででています。
なんで??このままじゃ車が火事に?
しかし、よくーみると・・・・あれ?抵抗のカラーコードが・・・。
そう、640Ωと思って買ってきたのは、実は64Ω。3番目の色が茶色の筈が黒色・・・・
こういう単純なミスがあるので、とりつけるときはテスター等で予め抵抗値を測定しておきましょう。
買うときも、カラーコードで必ず確認しましょう。引き出しや箱に入れて売られていますが、ちゃんと書いたとおりに入っていない事もありますので。
LEDは失敗するのを見越して多めに買っているので、それと交換。
抵抗は、ジャンク品としておいてあった、ラジカセの部品から1kΩのものを使用しました。
1/2wのものしかなかったのと、基盤から抜いた抵抗のため、リード線が短くケースが使用できません。
仕方なく、ハンダで直着けしました。