プラグコード交換
交換はちょっとめどくさい
プラグ交換時のサービスホールを上から覗いた様子です。
真下に目得るクリップが、プラグコードを固定しているプラスチック製の留め具で、これ一個で固定されています。
裏より、プライヤーを差し込み、膨らんだ部分を挟んで押し込むと簡単にぬけます。
跡は、プラグキャップを外して、IGコイルを外し、IGコイルを引き出すとプラグコードがぬけます。
こちらは、IGコイル側からみた様子です。上のネジ一本で止まっています。
配線も間違えないように、どちらがどちらに接続されていたかメモしておくか、このように写真に取っておくと後々便利です。
ちなみに、手前(外している線)が緑色です。
引き出したコードがこれ。けっこう長いです。
今回交換するコードはこれ。
ノーマル+α程度のもので、違いは被服。
写真の写りが悪くて、よく見えませんが、グラフファイバー強化シリコン製の絶縁となっています。
上がノーマル、下か今回のもの。
ノーマルは銅線に絶縁と表皮ゴム。今回のものは、絶縁と被服の間にグラスファイーの繊維が編み目のように入っています。
芯線は両方とも銅線です。
プラグコードとプラグキャップがついているので、先端部は捨ててしまっても良いですが、コイルは新しいものに移さないといけます。
今回の作業の山場です。
まず、古いコードはぬけ防止と防水のためしっかりとボンドで固定された上にコプの被服がかぶっています。
ゴムの被服は使い回すので、きれいに外します。
私は竹串を使って、隙間を広げて被服を剥がしました。
綺麗に掃除すると古いプラグコードを除去すると、中には針が一本出ています。
あとはここに、新しいコードに、先程竹串で外した防水ゴムを取り付け、ボンドを塗った新しいプラグコーを差し込み、元通り防水ゴムを取り付けます。
そのあと、プラグコードをコイルのでた直後に切断。内部に残ったコードを小刀や千枚通しで根気よくほじくりだしてきれいにしました。
完成。
跡は元通りに組み付けるだけでokです。
折角、交換したのだから、プラグキャップの中身はどうなっているのか見てみました。
案外、シンプルな構造でした。灰色いのがセラミクス抵抗。割ってみましたが中まで一様な物質のようです。
中央写真の上にある真鍮製のネジが、プラグコードとの接続用の端子です。
ネジ側がプラグコードの方を向いており、プラグコードを差し込んで右に回すとネジの作用で、プラグコードの芯線にネジクギが食い込んで行きます。