加速ポンプ搭載



急速にスロットルバルブを開いたとき、燃料の供給が遅れないように、またエンジンの回転上昇が素早くなるように一時的に燃料を濃くするための機構です。。

加速ポンプ搭載のキャブレター


スロットルバルブに連動するプランジャーで燃料を汲み出し、キャブレター内に噴射します。

このポンプには逆止弁がなく、ゆっくりとした操作では汲み上げた燃料はそのままフロート室に戻ってしまいます。
しかし、急激な動作をすると、戻る分が追いつかず、その一部が押し出されてキャブレター内部に噴射される構造になっています。
他にも、エンジン始動前に2〜3度アクセルを煽って、燃料を気化器に流し込んでおき濃くしておくことで、チョークと同じ仕組みでエンジンを始動しやすくすることも出来ます。

このキャブレターの特性

図では書いていませんが、アクセルを踏み込んだ時に、どれぐらいのガソリンを供給するかを決めるオリフィフスがあります。
特性的には、変化はありません。

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このまでも使える用に見えますが、実は重大な欠点があるのです。
それは、ガソリンの吸い出し。走行状態からスロットルオフにしても燃料は毛細管現象でどんどん吸い上げられてしまいます。
その毛細管を現象を断ち切り、燃料を止める機構が必要です。
それを、エアブリード機構です。

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