ブレーキのオーバーホール(ドラムブレーキ編)



ホンダスクーター(ジョルカブ)のフロントブレーキのオーバーホールです。
標準的なドラムブレーキです。

分解は簡単です。

ブレーキワイヤー、スピードケーブルを外し、アームカバーを外して、センターナットを抜くとフロントタイヤが外れます。
ブレーキドラムパネルを外すと、このような状態になります。
ドラムの中、一段高くなっている場所がブレーキシューがあたる箇所です。

当たり面の修正

当たり面にはシューの磨耗粉やらが付着しているので、#150程度の紙やすりで軽く表面に傷をつける程度に磨きます。
あまり細かい紙やすりで擦ると、組つけ後のシューの当たり面がでにくくるのでで、荒い方が良いです。
研磨後はパーツクリーナーでよく清掃しておきます。

シューの表面処理

シューの表面も、テカテカになっているので、これも#150程度の紙やすりで表面を削り落とします。
使っているシューは、ドラム内面に合わせて当たりがついているので、できるだけ均等に、表面が荒す程度で結構です。
角などは少し多めに削り、角を取っておくとあとの組付けが楽になります。


ブレーキの組み立て

シューの表面処理が終わればと、元通り組み立てます。
このとき、赤丸部に少しだけグリースを塗布します。
ディスクほども高熱にならないので、普通のグリースで十分です。
ただし、少しだけです。多く塗ると垂れてしまい、ドラム内部に落ちてしまうとブレーキの制動力がかなり落ちてしまいますので。

あとは元通り組み立てます。

組み立て時には、こういったパーツの清掃やグリース塗布も忘れないように。

シューの加工理

ブレーキシューに溝をいれて、効きが保てるように加工しています。
溝をいれる事で、磨耗粉を効率よくドラム外に排出し、ドラムとシューの間に磨耗粉がたまって表面がテカテカになるのを防ぐのが目的です。
鉄ノコ等で、深さ1mmほどの溝を2〜3本いれています。
ただし地金まで1mm以上残した状態にしてください。それ以上切り込みますと、シューが剥離する可能性があります。
シューの残量が少ない場合は、地金にあたらない程度に溝を浅くつけます。

溝は真横ではなく、斜めに、回転方向に対して、外に出るように溝をつけます。
あまり角度が立てすぎると中央部が深く切り込まれますので、30〜45度ぐらいが適当でしょう。

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