ブレーキローターを交換しよう

バッドを何度が交換していると、ローターも磨耗してきます。
永遠に使えるものでもないので、減ってきたらさくっと交換してしまいましょう。そのまま乗ってると危ないですし。
交換時期はローターに「磨耗限界厚」として書かれています。



磨耗状況はこんな感じです。指で触ると明らかに段差があり、穴周辺の角が尖っています。
注意:穴の周辺の角で簡単に指が切れます。下手な刃物より鋭いですよ。
厚みを測定すると、使用限界を軽く0.2mmほど超えてました。
行きつけのバイク屋さん曰く、
ローターは表面が焼き入れしているけど、深部は普通の状態だから、まだローターの厚みに余裕があるなと思っていても、焼き入れした部分が削れるとそこから一気に磨耗が進むよ。
まだあるなーって油断してると大変なことになるからね。

まさにその通りでした。


ローターが必要以上に削れて、摩擦剤がローターにめり込み、ローターとバッドの地金が直接接触していました。(左写真)
シャリシャリという金属音が出ていましたし、ブレーキもへんな違和感はありました。とりあえず、制動は出来ますが・・・。
また、キャリパーが必要以上に押しつける為、バッドも変形していました。(右写真)
危ない、危ない。

まず、パッドを抜きます。後でも抜けますけど、先に抜いた方が、固定されてる分、力が入りやすいので。
固着していそうなネジは予め緩めておき、再び軽く締めておくと後々の作業が楽です。
注意:緩めたねじは覚えておくか、印をつけるかしておかないと、後で締め忘れてしまう事があります。
 このネジを外すと、バッドを引っ張ればスルリと出てきます。

パンク修理の要領で、後輪を外します。

タイヤに空気が入った状態では、タイヤはブレーキローターのガードや、チェーンガードに接触して抜けません。
それらを取り外す必要があります。

外したタイヤは適当な台に乗せ、スプロケットやシャフト穴に接触したりゴミが入らないようにします。
4本のネジを外してローターを取り外します。
ネジにはゆるみ止めが塗布されてるので、結構力がいります。


ローターを外し、ローターとタイヤの合わせ面をワイヤブラシ等で清掃します。
とれにくい汚れは、カッターの背などで擦ると取れます。強くやりすぎると削れてしまうので注意。


外したネジにはねじのゆるみ止めがたっぷり塗られているので、これを除去します。
そのまま再締めつけしても、ゆるみ止めは機能しますが、完璧ではないので。
ダイスはネジを切るのではなく、汚れを取るだけなので安物のセットモノのタップで十分です。
このダイス・タップセットは3000円で購入しました。しかし、何故かセット内容がバラバラ。
ダイスは偶数サイスがほぼ揃ってるのに、タップには奇数サイズが混じっていたり、インチのダイスが混じっていたり・・・


後は、ねじのゆるみ止めをネジに塗布して締めつければ終了。
分解した手順の元通りに組みつければ完了です。(組みつけが夜になった為に、撮影時間が無かったの。)
前輪も同じ感じで出来ます。ローターには回転方向(裏表)があるので注意してください。


この後、プレーキバッドを交換の他に、キャリパーのオーバーホール、塗装を行っています。

全部分解して、洗剤で洗浄。
ダストシールを外して、その溝に溜まったサビを除去。
乾燥後、耐熱塗料を塗布。(そんなに高温にならないので、普通の塗料(水性は不可)でもいけそう・・・)
シリコングリースを薄く塗布してピストンを組みつけ。
これだけでも見違えるほど綺麗になりました。

これはアルミ地金ではなくて、アルミ粉末が混ざった塗料の色です。


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